アンカーボルトとは埋設型補強材の一種です。超音波探触子をアンカーボルトの先端に接触させ、打設されたアンカーボルトの長さを計測します。 探触子から発信されたパルス状の超音波は、アンカーボルト内を伝播し、探触子を接触させた反対側の先端で反射します。

橋脚補強アンカー長計測
ファイバーロックボルトTR

超⾳波探傷器と探触⼦を⽤い、アンカーボルトやロックボルトの打ち込み⻑さに不⾜がないかを測定するパルス試験や引張試験装置(油圧ジャッキ)を⽤い、アンカーボルト及び樹脂、コンクリート強度が設計荷重を満たしているかを試すあと施工アンカー引張試験などがあります。

旧来の装置では5m超えのロックボルト、アンカーボルト長さ計測は、減衰、高ノイズにより解析が不可能でした。 シー・アイ・エスは、様々な理論をベースに開発された装置を用い、各種実験により、新たに10mを超える  ロングスパンの計測を可能にしました。 1m程度のアンカーボルト長計測は汎用機を用い計測します。ただし、アンカー径が小さい場合(D13)、先端が斜めになっている場合は難しくなります。 測定上の注意点は、拘束状態、両端の形状、ボルトの曲がりなどが結果に大きく影響します。

アンカー長測定状況
測定波形L=3375
計測状況
ロックボルト長計測
9.6mアンカー計測
アンカー計測波形
4.5mアンカー計測
アンカー計測波形

L型、J型アンカーボルトの計測

土台である基礎のコンクリート打設に前もって埋め込み、構築物等を固定するために使用し、はずす目的のなく、強度が必要な箇所に使用するボルトです。

L型アンカーボルト

超音波を利用してアンカーボルトの長さを測定します。 アンカーボルト頭部の測定面に接触媒質を塗布し、探触子を密着させて 、超音波を測定物に送信、測定物の裏面に反射して戻ってくる超音波を探触子で受信して、その伝播時間から測定物の長さを算出します。

L型、J型アンカーボルトの計測はボルトが大きく曲がっている上に余長の計測が難しいです。従って計測結果に2d程度の誤差が生じる場合があります。細径の場合はさらに難しくなります。

L型アンカーボルト計測
L型アンカー測定状況
L型アンカー測定状況

シートパイル(H鋼)長さ調査

シートパイルは、並べて打ち込むことにより、壁のような役割を果たします。 これにより、地面が崩れたり、水が流れ込んできたりするのを防ぎます。

H形鋼とは、断面がローマ字の「H」の形をした重量鉄骨の一種です。断面効率に優れており安価なので、柱や梁として主に大規模なビル建築に使用されます。H形鋼にはロールH鋼・ビルドH鋼・外法(そとのり)一定H形鋼があります。

シートパイル

超音波(P波・SH波)を使用し、鋼矢板・H鋼、ロックボルトなどの根入れ長さ、また腐食による破損等の測定を行います。
旧来の装置では計測できなかったシートパイル、H鋼長さ計測を可能にしました。

シートパイル超音波深傷試験
シートパイル長さ計測状況
埋接H型鋼長さ計測